長いようで短い妊娠生活。とうとう出産の日を迎えました。
いよいよ出産!なんか進みが早いような…!?
予定日を4日後に控えたある朝。強い腹痛で目覚めました。はじめは陣痛が来たと思わず、お腹を下しそうなのかな?という感じ痛みが何となく等間隔でくることに気が付き、これは陣痛な気がする…!!とドキッとしました。すぐに階下の母に伝え、病院にも連絡しました。でも母も「これからが長いから、まあご飯でも食べなよ」病院の助産師さんも「んー開院時間になってからで大丈夫かな?」という感じでした。出産経験者&助産師さんがそんな感じならまだまだ序盤なのかな?でも陣痛の間隔がすごく短いような…!?頭の中で疑問を感じながらご飯を食べる余裕もなく痛みに耐えていました。ところが、病院について子宮口の開き具合を見てもらったところ、私の場合はだいぶ進みが早かったようです。初めてのお産は12時間くらいかかることも普通にあると聞いていたのですが、私の場合は約5時間とスピード出産でした。本当に妊娠出産は人それぞれなんだなあと思います。
陣痛中に思ったあれこれ
嬉しい言葉、しんどい言葉
陣痛中、付き添ってくれる家族や病院のスタッフさんに、たくさん言葉をかけてもらいました。その中で、意外と心地悪かった言葉がありました。
それは、「頑張れ、頑張れ」
痛みと戦っている時に母が繰り返し「頑張れ頑張れ」と言葉をかけてくれていました。もちろん辛そうな私を励ましてくれていることはわかっていたのですが、その言葉がしんどくてしんどくて。(もうこれ以上ないというくらい頑張っているのに!!これ以上頑張れない!!)という心境になってしまい、思わず母に向かって「頑張れって言わないで!!」と言ってしまいました。母もびっくりしたことでしょう(*_*;もちろん頑張れという言葉に励まされる方もいると思いますが私はその時は負担に思えてしまいました…。
逆に、励まされた言葉たちもありました。
「頑張ってるね」「痛いよね」「苦しいね」「いきみたいよね」
いま思うとすべて共感系ですね。痛い、苦しい、怖い…でも頑張らなきゃいけない状況で、寄り添って共感してもらえる言葉が気持ちを少し楽にしてくれました。
それと、スピード出産でしたが、「早くてよかったね!」「そんなに大変じゃなかったね!(これはほんとにどうなんだ…)」といわれるより、「どんどん進んじゃって不安だったよね、大変だったけど頑張ったね」言ってもらえるほうが嬉しかったです。はなは寄り添ってもらいたい女のようです…。
この痛みは…あれだ!
陣痛はとにかく痛くて痛くて、今まで経験した中で一番痛い経験でした。鼻からスイカを出す感じと聞いたことがありますが、それよりも例えるならこれ以上ないくらいのお腹を壊した痛みって感じでした。あと腰もちぎれそうに痛かった…。痛すぎて呼吸もしづらく赤ちゃんに酸素を送るために酸素マスクもしました。会陰切開もその後の縫合も、陣痛の痛みがすごすぎて正直あまり気になりませんでした。
産後の入院生活、マタニティーブルーで涙涙涙(´;ω;`)ウゥゥ
壮絶な痛みと戦った出産を終え、いよいよかわいい我が子との生活がスタート。初めての新生児育児に戸惑いつつも愛おしい気持ちで意欲的にできると思っていました。ところが現実は厳しい。まず自分の体がボロボロ・・・!!会陰の傷も、子宮収縮の痛みも、陣痛で力の入った体中が痛い・・・眠りたい、ずっと横になって休んでいたい・・・。でも入院生活は忙しいです。自分と赤ちゃんの体調チェック、育児記録、栄養指導、赤ちゃんの検査、沐浴指導、その他にも何かとやることがあってなかなかゆっくりはできません。母子同室なので基本的にずっと赤ちゃんと一緒。慣れない授乳におむつ替えに着替えにてんやわんやです。赤ちゃんはかわいい、でも自分も休みたい、でもお世話しなければいけない。誰も追い詰めていないのに、追い詰められているような感覚になり、マタニティーブルーになりました。助産師さんの優しい言葉にも涙、面会に来た夫を見て涙、空が青い、食事が出てくるだけで涙・・・。知識としては分かっていたつもりでしたが、こんなに涙もろくなるとは!!入院中も含めて2週間くらい、このようなふにゃふにゃのメンタルで過ごしていました。
なにはともあれ、無事に出産を終えることができ良かったです。